私は私の強さを本当は知っていた
だれより頑固で
揺るがない
それが誰かを傷つけると知っていた
固く覆って
人を、傷つけないように
していたら
いつのまにか
本当の自分を出すのが怖くてたまらない
敏感な触覚を、使って
様子を伺っている
怖くていいよ
怖いまま。
進まずに
様子を伺っているだけでもいい。
その繊細さは
自分自身を危険から守る優秀な
センサーになっていた。
怖がりな自分をみつけたら
あぁ
怖かったんだ。ってことをはじめて知った。
弱さと強さは
いつも一緒にあって、いいんだ。
それは'魅力'と
呼ぶかもしれない。